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通販で美味しい毛ガニを選ぶポイントとおすすめのカニの解凍方法

濃厚なカニ味噌とたっぷり詰まったカニ身が魅力の毛ガニ。

通販では、1尾丸ごとの状態で販売されていることが多いのですが、パっと見た印象はどこも同じような商品でどれを購入すればいいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

当記事では、通販で美味しい毛ガニを購入する方法や美味しく毛ガニを食べるための解凍方法などをまとめました。

ぎっしり詰まったカニ身と濃厚なカニ味噌が人気の毛ガニ

毛ガニの魅力は、なんといっても濃厚でクリーミーなカニ味噌とぎっしり詰まったカニ身です。

カニ味噌入りの甲羅に日本酒を注いでいただく甲羅酒やカニ味噌とカニ身をまとめて味わう贅沢な甲羅盛など、カニ味噌をたっぷり持つ毛ガニならではの食べ方がおすすめです。

通販でも、毛ガニ丸ごと1尾を、生きた状態(活けガニ)または塩茹で済みの状態(ボイルガニ)で販売されていることが多く、毛ガニの醍醐味であるカニ味噌もカニ身、両方まとめて味わえるようになっています。

通販で購入可能な毛ガニの産地と旬

毛ガニの生息範囲は広く、日本の近海でも鳥取県から北海道にかけての日本海側と、茨城県から北海道にかけての太平洋側、オホーツク海など広く分布しています。

国内での最大の産地は北海道で、通販でも北海道産(オホーツク海産、噴火湾産など)の毛ガニをよく見かけます。

北海道以外だと、岩手県の三陸沖で獲れる毛ガニが有名です。

また、日本にはロシアなどの海外産のカニも多く輸入されています。

海外産の毛ガニは国産のものよりも安く、よりリーズナブルな価格でたっぷり食べたい場合にはおすすめです。

毛ガニの旬の時期は、産地ごとに違います。

国内の主な産地ごとの旬の時期は次の通りです。

  • オホーツク海(稚内や網走など)産:4~5月頃
  • 北海道南部(虎杖浜や噴火湾など)産:7~8月頃
  • 北海道東部(根室沿岸など)産:9~3月頃
  • 岩手県産(三陸など):12~3月頃

上記の通り、国内最大の産地である北海道の中でも、地域によって産地が異なります。

そのため、毛ガニは産地を限定しなければ1年を通じて旬のものが手に入りやすいのが特徴です。

通販で、鮮度が高い旬の毛ガニを購入したい時は、購入時期と旬の時期が一致している産地の毛ガニを探すのがおすすめです。

ただし、通販サイトによっては長期間、冷凍保存した毛ガニを販売していることもあるので、その時期獲れた旬のものを販売しているかどうか確認してから購入しましょう。

身がしっかり詰まったカニを選ぶ

通販で毛ガニを購入する場合、身がしっかり詰まったカニを選ぶことが大切です。

カニは、脱皮してからどれくらい経っているかに応じて身の詰まり具合が違います。

カニの中でも「若蟹」や「水ガニ」と呼ばれる脱皮したてのカニは、身入りが少なくカニ味噌の味も水っぽい状態です。

身入りが少ない分価格も安く、「訳あり毛ガニ」として格安で販売されていることもあります。

若蟹と知っていて購入するのであれば問題ありませんが、知らずに購入すると味や身入りにガッカリしてしまうかもしれません。

最高ランクの「堅蟹」なら身入りたっぷり

身入りがしっかりした毛ガニを選ぶといっても、通販の場合は実物を確認できないという問題があります。

そこで参考になるのが、カニの身入りを表すランクです。

カニは、身入り具合によって「堅蟹>(若極上蟹)>若上蟹>若蟹」のように3~4段階にランク付けされています。

高いランクほど身がしっかり詰まった良いカニであり、1番ランクが高い堅蟹は脱皮直前で身がたっぷり(70~80%以上)詰まったものになります。

また、堅蟹の中でも「1特~4特」まで細かくランク分けされており、数字が大きくなるほど希少かつ高品質なカニになります。

最高ランクの4特の堅蟹(カタガニ)は最高級の品質と言われていますが、流通量自体が少なく、高級料亭や老舗カニ専門店以外にはあまり出回らないとても希少な品になります。

とはいえ、4特ではなくても堅蟹であればしっかり身が詰まったカニということになるので、ご家庭で食べる分には十分満足できる品質です。

満足度の高い上質な毛ガニを食べたいのであれば、商品ページに堅蟹と記載されているカニを選ぶのがおすすめです。

活けガニとボイルガニの違い

通販で販売されている毛ガニには主に、まだカニが生きている状態で届けられる活けガニと、1尾丸ごと塩茹で済みかつ冷凍された状態で届けられる冷凍ボイルガニがあります。

活けガニは鮮度が高く、自分で好きに調理できる点がメリットです。

「毛ガニを自分好みの塩加減で茹でたい」という方は活けガニで購入するのも良いかもしれません。

一方で、活けガニは鮮度を保ったまま自宅で保存するのが難しく、賞味期限が短いというデメリットもあります。

冷凍ボイルガニは、毛ガニを1尾丸ごと塩茹でし、更に急速冷凍したものです。

とれたてのカニを塩茹でし、急速冷凍することで、毛ガニの旨みを閉じ込めたまま長期保存が可能になっています。

ボイルガニの中でも、カニを船上で塩茹でしたものを「船茹で」、漁港で塩茹でしたものを「浜茹で」と区別することもあります。

活けガニと比べて賞味期限が長く、プロが絶妙な塩加減で茹でているため、カニの味付けにあまり慣れていない人でも美味しくいただけるというメリットがあります。

ただし、冷凍ボイルガニは解凍の仕方を間違えると、旨みが流出して美味しさが半減してしまう点には要注意です。

より手軽に味わいたいなら甲羅盛

「もっと手軽に毛ガニを味わいたい」という場合は、最初から甲羅盛の状態で販売されている商品を購入するという手もあります。

届いた時点で既に、毛ガニの甲羅にカニ味噌、フレーク状のカニ身、棒肉などが盛り合わされているため、毛ガニの殻を剥いたり、さばいたりする手間が省けます。

ただし、商品によっては、身や棒肉に毛ガニ以外のカニ(より安価な紅ズワイガニなど)のものが使われている場合もあるため、純粋に毛ガニだけを楽しみたい方は、内容をよく確認してから購入しましょう。

通販で購入した冷凍ボイルガニを美味しく解凍する方法

塩茹で後、急速冷凍された冷凍ボイル毛ガニは、食べる前に解凍する必要があります。

詳しい解凍手順は次の通りです。

  1. 発泡スチロールなどに入っている毛ガニを取り出す
  2. 毛ガニの表面に薄い氷の膜(グレース)がある場合は、水道水に手早くさらして氷の膜だけを取る(本体についた水滴はふき取る)
  3. 乾燥予防のためカニ全体をキッチンペーパーで包んだ上で、深めのお皿やパッドなどに甲羅を下にした状態で毛ガニを乗せて冷蔵庫に入れる
  4. 1日~1日半ほどかけてじっくりと自然解凍する(※解凍時間はカニの大きさや状態によって変わります)
  5. 8分目ほどの解凍状態になればOK

冷凍ボイル毛ガニを美味しく解凍するコツは、冷蔵庫でじっくり時間をかけて自然解凍することです。

また、完全に解凍してしまうと、水分とともに旨みも流出してしまうため、8分目ぐらいの少し氷が残った状態がベストです。

毛ガニ丸ごと1尾を解凍する場合は、カニ味噌が外に流れ出ないように必ず甲羅を下にして冷蔵庫に入れましょう。

解凍の目安時間は、カニの大きさによって変わります。

通販サイトによっては毛ガニと一緒に詳しい解凍手順や解凍の目安時間を書いた説明書を同梱してくれることがあるので、その通りに解凍しましょう。

やってはいけないこと1:電子レンジで解凍する

毛ガニを早く食べたくてつい電子レンジで手早く解凍したくなりますが、冷凍ボイル毛ガニを高温で一気に解凍するとカニの旨みが逃げてしまうのでおすすめしません。

旨みが流出したカニは、身が固くパサパサになり、味も薄いという残念な状態になってしまいます。

美味しい毛ガニを食べるためにも余裕をもったスケジュールで解凍しましょう。

やってはいけないこと2:流水解凍する

冷凍ボイルガニの場合は、流水での解凍もおすすめできません。

電子レンジの場合と同じく、旨みの流出の原因となります。

間違えやすいのが、塩茹でされていない生の冷凍ガニの場合は、流水解凍した方が良いという点です。

生のカニは酸化しやすく、冷蔵庫で時間をかけて解凍すると見た目が真っ黒になってしまうためです。

カニを解凍する際は、購入したのがボイルガニなのか生のカニなのかを確認した上で、最適な方法で解凍しましょう。

やってはいけないこと3:冷凍状態のまま加熱する

「どうせ後で温めるから」と冷凍状態のまま茹でたり、焼いたりするのもおすすめしません。

電子レンジによる解凍と同じく、熱が加えられて急速に氷が解けることで、水分とともに旨みも流出することになります。

やってはいけないこと4:1度解凍したカニを再冷凍する

冷凍ボイル毛ガニを1度解凍した後、食べきれなかった場合、冷凍庫に入れて再冷凍するのもNGです。

冷凍ガニは、専用の機器によって急速冷凍されることで、旨みを保ちながら冷凍状態になっています。

家庭用の冷凍庫で同じように旨みを保ちながら冷凍することは難しく、保存中に品質も旨みも落ちることになります。

解凍した毛ガニが食べきれなかった場合は乾燥に注意しながら冷蔵庫に保管し、1日以内に食べきりましょう。

ふるさと納税で毛ガニを選択できる自治体は?

毛ガニをふるさと納税の返礼品にしている自治体もあります。

ほとんどは、毛ガニの産地である北海道の市町村ですが、それ以外の地域の自治体で産地から取り寄せた毛ガニをその自治体内で塩茹でした毛ガニを返礼品にしているところもあります。

自治体 商品名 価格
北海道根室市 根室海鮮市場<直送>ボイル毛がに700~900g×2尾 25,000円
北海道根室市 [北海道根室産]毛かに400~550g前後×2尾 25,000円
北海道森町 北海道噴火湾産「カネキチ」浜ゆで毛ガニ2尾入<カネキチ澤田水産> 33,000円
佐賀県みやき町 【ふるさと納税】【厳選素材を町内にてボイル】毛ガニ4匹 30,000円

※全て税込み

なお、同じ自治体の返礼品でも商品ごとに産地が異なる場合もあります。

例えば、根室市のように、地元で獲れた国産の毛ガニとロシアなどの海外産の毛ガニの両方を返礼品にしている自治体もあります。

商品ページにカニの産地も掲載されているところが多いので、産地にこだわりがある方は購入前にチェックしましょう。

上記の通り、ふるさと納税の返礼品で1番多いのは塩茹でした毛ガニが1~2尾丸ごと送られてくるタイプですが、なかには毛ガニ以外の他のカニや海鮮物とセットになっている返礼品もあります。

自治体 商品名 価格
北海道根室市 ボイルたらばがに脚カット400g×2P・ボイル毛がに2~3尾(計約1kg) 50,000円
北海道根室市 いくら醤油漬150g・ボイル毛がに約400g×1尾 20,000円
北海道えりも市 北の海鮮10点セット 74,000円

※全て税込み

また、毛ガニ丸ごと1尾ではなく、塩茹でした毛ガニの甲羅に、ほぐし身や棒肉、カニ味噌を敷き詰めた甲羅盛を返礼品にしている自治体もあります。

自治体 商品名 価格
北海道紋別市 【ふるさと納税】26-2 毛がに甲羅盛(2個セット) 26,000円
北海道白老町 数量限定 【朝ゆで】北海道産毛ガニ甲羅盛り1個(280g前後) 20,000円

※全て税込み

毛ガニをふるさと納税の返礼品にしている自治体も多いので、ふるさと納税を考えている方はぜひチェックしてみてください。

毛蟹 約1尾(500g)

北海道産特大毛ガニ約1kg丸ごと味わえる、食べ応え抜群の商品です。

身入り8割以上の堅蟹のみが使用されており、濃厚なカニ味噌はもちろんたっぷりのカニ身も味わえます。

浜茹で(塩茹で)後、急速冷凍されているので鮮度も高くカニの旨みが凝縮されています。

送料無料で、楽天市場の即時配達サービス・あす楽にも対応しており、12時までの注文で最短翌日配送されます。

のしにも無料で対応してもらえるため、お歳暮やお中元、大切な方へのギフトにも最適です。

内容量 500g
賞味期限 冷凍で1ヶ月以内
保存方法 要冷凍(-18℃以下)
販売者/製造者 蟹市場 かにいち
発送方法 冷凍便
通販サイト 楽天市場
その他 送料無料/熨斗対応可能

通販で美味しい毛ガニを選ぶポイントとおすすめの解凍方法まとめ

通販で美味しい毛ガニを購入したい場合は、身入りがしっかりしている堅蟹を購入するのがおすすめです。

冷凍ボイルガニの場合は、食べる前に冷蔵庫でじっくり時間をかけて解凍すると、カニの旨みを残したまま美味しく食べられます。

毛ガニは産地によって旬の時期を異なりますが、通販なら手軽に日本全国の毛ガニをお取り寄せできるので、ぜひ旬の美味しい毛ガニを味わってみてください。

tarafuku

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