失敗しないために知っておきたいカニ通販のの基本的な知識や選び方をご紹介
通販サイトでカニを購入したのに「思ったより小さかった」「見た目は立派なのに中がスカスカだった」と後悔したことはありませんか?
スーパーなどの店頭では実際のカニを見ながら購入できますが、通販だと実物を確認できないのでどの商品を選べばいいのか迷いますよね。
当記事では、通販サイトでカニを購入する際、失敗しないために知っておきたいカニの基本的な知識や選び方を紹介します。
通販で購入可能なカニの種類と特徴
一口にカニと言っても、タラバガニやズワイガニ、毛ガニ、花咲ガニなど様々な種類があります。
カニは種類によって、味や食べられる部位などの特徴が違うので、最適なカニの選び方を知るためにも、まずはそれぞれのカニの種類の特徴を紹介ます。
カニしゃぶや刺身と相性抜群!甘みと旨みが強いズワイガニ
通販サイトでも冬のカニとして人気のズワイガニは身入りが多く、旨みと甘みが強いのが特徴です。
濃厚なカニ味噌も持ち、かに本来の風味が味わえるカニしゃぶやお刺身といった食べ方がおすすめです。
ズワイガニは水揚げされた地域によって呼び方が変わり、山陰地方で松葉ガニ、北陸地方では越前ガニ、丹後半島では間人(たいざ)ガニと呼ばれています。
こうしたブランド蟹は、通販一般的にノンブランドの本タラバガニよりも値段が高くなります。
一般的に通販サイトで「ズワイガニ」として市場に流通しているのはオスの本ズワイガニで、メスのズワイガニはオスほど流通量は多くありません。
メスの本ズワイガニはオスより体が小さく、地方によって「セコガニ」や「親ガニ」、「香箱ガニ」などと呼ばれています。
オスのカニより身が少ないメスのかにですが、その代わり、濃厚かつ独特の風味と食感が楽しめる内子(卵巣)や卵も味わえるのが特徴です。
本ズワイガニと紅ズワイガニの違いは?
通販サイトやスーパーなどで「ズワイガニ」として販売されるカニには、本ズワイガニと紅ズワイガニなどがあります。
越前ガニや松葉ガニに代表される、一般的に高級なイメージのあるカニは本ズワイガニの方になります。
紅ズワイガニをパっと見た時の形は本ズワイガニに似ていますが、名前の通り茹でていない状態でも全体的に赤いのが特徴です。
本ズワイガニは生の状態では見た目が茶色で、茹でて赤くなった後もお腹の部分は白っぽいままなので、色を見れば紅ズワイガニと見分けられます。
また、紅ズワイガニの身は甘みがある一方で、身入りが少なく水分が多めと味は本ズワイガニとかなり違います。
紅ズワイガニの値段は本ズワイガニの10分の1程度で、かにクリームコロッケやかに缶などの加工品にもよく使用されています。
大きな身と食感が魅力のタラバガニ
大きなトゲのついた甲羅を持つタラバガニの魅力は、食べ応え抜群の肉厚な身とぷりぷりとした食感です。
しっかりとした弾力は、焼きガニやボイルにするとより食感が楽しめます。
一方で、タラバガニのカニ味噌は独特のえぐみが強く、甲羅付きの商品でも基本的にカニ味噌は食べられない点は要注意です。
カニ味噌が食べたい方は、他の種類のカニを選びましょう。
通販サイトで販売されているタラバガニは1度塩茹でした後に急速冷凍されている商品が多く、自然解凍さえすればそのまま食べられるかにも多いです。
一般的に、通販サイトで販売されているタラバガニの値段はズワイガニよりも高めです。
カニ味噌を堪能できる毛ガニ
名前の通り甲羅に短くゴワゴワした毛で覆われている毛ガニは、甲羅にたっぷり詰まった濃厚なカニ味噌が絶品。
また、他のかにと比べて身が繊細で上品な味をしている点も特徴です。
活きガニを購入した場合は、シンプルに茹で蟹にすれば濃厚なカニ味噌を茹で汁とともに堪能できます。
毛ガニは産地によって漁獲期が違うため、通販サイトで産地を選んで購入すれば1年を通して旬のものを味わえるのも特徴です。
タラバガニと同じく、ズワイガニよりも毛ガニの方が値段が高い傾向にあります。
通販で購入可能なカニの旬はいつ?
カニは種類や産地によって旬の時期が違います。
国内に流通するカニの大まかな旬の時期をまとめました。
- 本ズワイガニのオス:11~3月頃
- 本ズワイガニのメス:11~1月頃
- タラバガニ:4~6月頃、11~2月頃
- 毛ガニ:1年中(産地により異なる)
※漁場によっては禁漁期と重なっている場合もあります。
本ズワイガニはオスとメスで微妙に旬の時期が異なるので、メスのかにを注文する時は注意しましょう。
タラバガニは、産卵期前で身の甘みが増した4~6月頃と、脱皮を終えて身がぎゅっと詰まった個体が増える11~1月頃の2回の旬の時期があると言われています。
毛ガニの旬は他のカニとは事情が異なり、産地ごとに旬の時期が異なります。
例えば、オホーツク海産のかには4~5月頃、北海道南部(噴火湾など)産のかには7~8月頃、北海道東部(根室沿岸など)産のかには9~3月頃、岩手県産のかになどでは12~3月頃が旬になります。
この通り、毛ガニはほとんどどの季節でもいずれかの漁港で水揚げされるため、産地を限定しなければ1年を通じて旬のものが手に入りやすいのが特徴です。
なお、近年では急速冷凍技術の向上により、通販サイトでは旬に関係なくほとんど1年を通じて美味しいかにを購入できるようになっています。
選び方のポイント1:生ガニかボイルガニか
通販サイトで販売されているカニは、生きたまま産地直送されるものから水揚げ後、1度茹でてから冷凍されたタイプまで様々あります。
同じ通販サイトの同じ種類のカニでも商品ごとにタイプが違うことがあるので、買ってから後悔しないように選び方をチェックしておきましょう。
刺身もOK!新鮮なカニを自宅で食べられる活けガニ
通販のカニの販売ページでよく見かける「活けガニ」とは、生きた状態のカニのことです。
漁港などで販売されているイメージがある活けガニですが、通販サイトでも購入可能なところはあります。
通販で活けガニを購入するメリットは、自宅でもカニを新鮮なうちに自分の好きな調理法で食べられるという点です。
カニのお刺身など、茹で蟹では味わえないカニ本来の味を楽しむ食べ方もできます。
ただし、通販で活けガニを購入すると、カニを捌くところから調理まで全て自分で行う必要があるので、食べるまでひと手間かかる点は要注意。
また、生きた状態のカニは長期保存に向いていないので、新鮮な風味を味わいたいならできるだけ早く調理する必要があります。
自分で調理法を選べる生ガニ
生ガニは、茹でられたり焼いたりなどの熱処理を加えていない状態のカニです。
生きてはいませんが、加熱処理がされていないため、届いてから自分で焼いたり、しゃぶしゃぶにしたりといった調理が可能です。
活けガニとは違い、生ガニの場合は既にカット済みの商品もあるため、「カニの味付けや調理は自分でやりたいけど、捌き方に自信がない」「カニを捌く手間を減らしたい」という方におすすめです。
塩茹で済みですぐに食べられるボイルガニ
ボイルガニは、水揚げ後に1度塩茹でした状態で販売されているカニです。
とれたてをプロが絶妙な塩加減で茹でているため、調理に自信がない人でも美味しいカニを食べられるというメリットがあります。
通販サイトで販売されているボイルガニには、産地でボイルした後、急速冷凍した状態のものもあります。
ボイルガニは、どこで茹でたかで「浜茹で」や「船茹で」のように表記されていることがあります。
- 浜茹で:水揚げされたばかりのカニを、水産業者が漁港や近くの加工場で塩茹でしたもの
- 船茹で:カニを船の上でそのまま塩茹でしたもの
選び方のポイント2:丸ごと1杯か剥き身で買うか
通販サイトで販売されているカニは、形状により大きく「ラウンド(丸)」「セクション(肩)」「ポーション」の3つに分かれています。
形状によって食べやすさや食べられる部位、向いている調理法が変わるので、購入する際はどの形状にするか考えて選びましょう。
「ラウンド(丸)」はカニ1杯丸ごとそのままの状態で、カニの身からカニ味噌まで、丸ごとカニを味わえるのが魅力です。
ただし、通販で注文後、届いたカニを調理する際はカニを丸ごと1杯捌く手間はかかります。
「セクション(肩)」はカニの脚のみを殻付きで販売している状態で、片側の脚をまとめたものを1肩と数えます。
通販で「セクション(肩)」のカニを購入するメリットとしては、届いた際には既にカニの脚のみの状態のため、食べる際の捌く手間を省けるという点が挙げられます。
また、完全に剥き身のポーションタイプと違い殻からもかにの出汁がとれるので、カニ鍋などにもおすすめです。
「ポーション」は、カニの脚の部分の殻を取り除き、剥き身の状態で販売している商品のことを指します。
殻を剥く手間がいらず、子どもからお年寄りまで誰でも手軽にカニを味わうことができます。
一方で、殻が付いていないポーションタイプは、カニ鍋にする際にあまり出汁が出ないというデメリットもあります。
また、食べやすくまた調理がしやすいように、半分だけカニの殻を取った状態の商品のことをハーフポーションと記載している通販サイトもあります。
なお、セクションタイプやポーションタイプは脚のみが販売されているため、カニ味噌は付いていません。
通販サイトでの選び方としては、調理や片付けのしやすさを重視するなら殻がないポーションタイプ、カニ味噌も食べたいならラウンドタイプといった風に食べたい部位や調理方法に合わせて選ぶのがおすすめです。
選び方のポイント3:身入りがしっかりしているカニ(堅蟹)を選ぶ
通販サイトで満足度の高いカニを選ぶためには、身がたっぷり詰まったカニを選ぶことが大切です。
とはいえ、通販サイトで殻付きのカニを購入する場合は、画像だけでは身入りを判断することはできません。
そこでおすすめなのが、通販の商品紹介ページに「堅蟹(かたがに)」と表記があるカニを選ぶ方法です。
カニには身入りの良さを表すためのランクが存在しており、高い順に「堅蟹>(若極上蟹)>若上蟹>若蟹」のように、3~4段階にランク分けされています。
1番ランクが高い「堅蟹」は脱皮直前で身がたっぷり(70~80%以上)詰まった極上のカニで、贈答品としても相応しい品です。
「通販で大きいカニを買ったと思ったら中身がスカスカだった」という失敗を防ぎたい方は、通販の販売ページに「堅蟹」という記載があるものを探してみましょう。
選び方のポイント4:重量はしっかりチェック
通販でカニの重量をチェックする時は、kgやgなどわかりやすい単位で書いてある通販サイトを利用すると、失敗しません。
通販ページに5Lや4Lのようにカニの重量を記載していることがありますが、これだけを見て決めるのはおすすめしません。
このLという単位、本来はカニを輸入する際に使用される重量を表す規格で「251~300g = 3L」のように基準がきちんと決められています。
しかし、国内で販売する場合はこの基準は適用されず、何gを何Lにするかは各販売店が自由に決められる状態です。
通販でカニを購入する際、重量はkgやgでしっかり確認し、kg数が書いていない通販サイトは避けるようにしましょう。
また、生のカニの重量は茹でると20%ほど減る点も要注意です。
通販で生のカニの茹でる前の重量が1kgであるならば、茹でた後の重量は800gほどということになります。
通販で生の状態のカニを購入する際は、茹でる前と茹でた後の重量の両方を書いている通販ページを選ぶと失敗しません。
選び方のポイント5:レビュー評価や口コミもチェック
通販サイトでかにを購入する際は、ぜひその通販サイトや販売店、商品のレビューや口コミもチェックしましょう。
レビューや口コミには、実際にその通販サイトで商品を購入した方の感想が書いてあります。
事前に購入者の率直な感想をチェックすることで、通販の商品ページと実際届く商品に大きな違いがないかを確認することができます。
評価や感想は個人差があるので口コミが100%正しいとは限りませんが、極端に低評価が多い通販サイトや商品を避けるだけでも、届いてから「思っていたのと違った」と後悔する可能性を減らすことができますよ。
通販のお取り寄せ・ギフトにおすすめカニ商品
ここからは、通販でお取り寄せやギフト用に購入できる商品のなかでも、満足度の高いおすすめのカニを紹介します。
生ずわい蟹 ハーフポーション(2kg)
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こちらの商品は、超高鮮度の生ズワイガニがたっぷり1.2kgも詰まった商品です。
旬の時期に水揚げされた上質な生ズワイガニだけを選んで急速冷凍しており、鮮度も抜群です。
ハーフポーション(半むき身)の状態で届くため、お子さんからお年寄りまで手間なく簡単に食べられる点も嬉しいポイントです。
送料無料で日時指定も可能です。
のしも無料で対応してもらえるので贈答用にも利用できます。
内容量 | 2kg(600g×2パック) |
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賞味期限 | 冷凍で1ヶ月以内 |
保存方法 | 要冷凍(-18℃以下) |
販売者/製造者 | 蟹市場 かにいち |
発送方法 | 冷凍便 |
通販サイト | 楽天市場 |
その他 | 送料無料/熨斗対応可能 |
ボイルタラバガニ シュリンク(5Lサイズ/約800g)
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創業150年以上のお店がのプロが厳選し仕入れた上質なタラバガニ1肩分を8,800円(税込・送料無料)で味わえるお得な商品。
特大&極太サイズのボイルタラバガニが1肩丸ごとシュリンク包装されており、見栄えも抜群!
のし(外のし)にも対応しているため、贈り物としても利用可能です。
内容量 | 約800g |
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賞味期限 | 製造日より1年11カ月 |
保存方法 | 要冷凍(-18℃以下) |
販売者/製造者 | 株式会社 エヌビーエフ |
発送方法 | 冷凍便 |
通販サイト | 楽天市場 |
その他 | 送料無料/熨斗対応可能 |
【超特大】毛蟹 (約800g)
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濃厚なカニ味噌を堪能したい方におすすめなのが、こちらの特大毛蟹約1kgです。
旬の北海道産の毛ガニの中でも身入り80%以上の最高ランクの堅蟹のみを厳選。
濃厚なカニ味噌とたっぷりの身を同時に味わえる、満足感抜群の商品です。
内容量 | 約800g |
---|---|
賞味期限 | 冷凍で1ヶ月以内 |
保存方法 | 要冷凍(-18℃以下) |
販売者/製造者 | 蟹市場 かにいち |
発送方法 | 冷凍便 |
通販サイト | 楽天市場 |
その他 | 送料無料/熨斗対応可能 |
まとめ
通販でカニを購入する際は、カニの種類や形態、サイズなどをしっかりチェックしましょう。
今回紹介した選び方も参考に、ぜひ自宅で美味しいカニを楽しんでくださいね。