「カニの王様」と呼ばれ、お歳暮やお中元などのギフトやお取り寄せグルメで人気のタラバガニ。
購入するなら少しでも大きくて身がぎっしり詰まった美味しいカニを選びたいですよね。
当記事では、タラバガニの旬や避けた方がいい商品の見極め方、通販サイト・楽天市場で購入可能なおすすめの商品など、美味しいタラバガニを選ぶうえで必要な情報をまとめました。
タラバガニと言えば、食用のカニの中でも比較的大きな体に詰まった食べ応えのある肉厚でぷりぷりとしたカニ身の食感が特徴です。
オホーツク海などの冷たい海に住んでおり、日本国内では北海道やロシア、アメリカ、カナダ産のタラバガニが流通しています。
国内での流通量は海外産のタラバガニの方が圧倒的に多く、希少な北海道産のカニは価格も高めです。
タラバガニは、正確にはカニではなくヤドカリの仲間で、5対の脚のうち1対が非常に小さく甲羅の下に隠れている点などヤドカリの仲間の特徴を持っています。
調理・利用法としては定番の茹でガニや焼きガニの他、かに缶などの加工食品の原料にも利用されています。
特にタラバガニのかに缶は、大正時代から昭和まで輸出品として盛んに製造されており、小林多喜二の小説『蟹工船』もタラバガニの漁獲およびかに缶の加工するための船が舞台となっています。
通販では、生きた状態の「活け蟹」や水揚げ直後に塩茹でした「ボイルガニ」、塩茹で後に急速冷凍して長期保存を可能にした「冷凍カニ」などの状態で販売されています。
また、タラバガニ1尾丸ごとそのままのものや脚のみのものなど、商品ごとに量やサイズも様々なので食べる量や調理法に合わせて商品を選ぶことになります。
通販では実物を確かめることができないため、「思っていたより小さい」「サイズは大きいのに中身がスカスカだった」ということも起こりがちです。
美味しくて満足度の高いタラバガニを購入するために、購入前にサイズや重量をしっかりチェックしましょう。
カニの重量をチェックする時は、〇kgという風に具体的な数値を書いている通販サイトで購入すると失敗しません。
なかにはカニの重量を表すのに「幻の特大6L」といった書き方をしている通販サイトもありますが、この「〇L」という数値だけを見てカニを選ぶのはおすすめしません。
国内で販売する場合、「〇L」という書き方には統一された基準がなく、何gのカニを何Lと表記するかは販売店側が自由に設定できるようになっているためです。
例えば、Aのお店では重量2kgのカニが「6L」と記載されていることもあれば、Bのお店ではたった100gのカニを「6L」と記載していることもあり得ます。
1kgや1,000gなどのわかりやすい単位での記載がない通販サイトやお店でタラバガニを購入するのは避けた方がいいでしょう。
塩茹でされていない生のカニを購入する時に知っておきたいのが、生のカニは茹でると重量が元よりも20%ほど減るという点です。
生のカニには水分が多く含まれており、熱を加えるとその水分が失われるためです。
例えば、生の状態で約1kgのカニの場合なら、茹でた後の重量は800gほどになります。
茹でた後と茹でる前、どちらの重量を記載しているかは通販サイトや販売店によるので確認しましょう。
なかには調理前と調理後、両方の重量を記載している通販サイトや販売店もあります。
通販で販売されている冷凍カニの表面には、保管時の乾燥を防ぐための氷の膜が付いています。
解凍するとこの氷の膜も無くなる分、全体の重量は軽くなります。
通販サイトや販売店によっては、カニの重量にこの氷の膜の重さも含めて記載している場合があるので注意しましょう。
不安な場合は、解凍前と解凍後の両方の重量を記載している通販サイトや販売店から購入すれば、間違いありません。
タラバガニの旬は、4~6月頃と11~2月頃の1年に2回あると言われています。
流氷が去った直後の4~6月頃に獲れるタラバガニは他の時期に比べて身の甘みが増しているのが特徴です。
一方、11~2月頃は身がたっぷり詰まった身入りのいいタラバガニが獲れることから旬と言われています。
ただし、11~2月頃に獲れるタラバガニの中には、脱皮から時間が経っておらず身があまり詰まっていない悪い若いカニもいるので、購入時には重量をよく確認しましょう。
なお、通販では旬の時期に獲れたタラバガニを急速冷凍したものが1年中購入できます。
こうした冷凍カニは、とれたてまたは獲った直後に塩茹でしたカニを一気に冷凍することで旨みをぎゅっと閉じ込めているため、解凍すればカニ本来の甘み・旨みをほとんどそのまま味わうことができます。
少し変わったタラバガニの味を楽しみたい方は、タラバガニの内子や外子の塩漬け・醤油漬けもおすすめです。
内子とは、タラバガニのメスのお腹の中にある卵巣と未成熟な卵のことで、カニ味噌とはまた違った濃厚で独特の風味があります。
一方、外子はメスが甲羅の外に抱えている産卵直前の卵で、ぷちぷちとした食感が特徴です。
内子・外子は塩漬けまたは醤油漬けで販売されている場合が多く、その独特の味や食感から珍味として人気です。
なお、国内ではメスのタラバガニの漁は禁止されているため、内子や外子の加工に使用されるタラバガニは全て海外産となっています。
タラバガニの近縁種にアブラガニという見た目がそっくりなカニ(正確にはヤドカリの仲間)がいます。
アブラガニは漁期が長く獲れやすいためタラバガニより値段が安いのですが、2004年ごろ、一部の業者がアブラガニをタラバガニと偽って販売していたことが問題になりました。
素人目にはなかなか判別しにくいタラバガニとアブラガニですが、よく見ると下記のような違いがあります。
なお、アブラガニの味は一般的なタラバガニより落ちますが、状態が悪いタラバガニと比較した場合はあまり違いがないと言われています。
偽装表示で話題になってしまったアブラガニですが、適正価格で購入するのであればタラバガニより安いというメリットもあります。
リーズナブルにカニを味わいたい時は、あえて値段が安いアブラガニを購入するというのもありかもしれませんね。
旨みを残したまま数ヶ月間保存が可能な冷凍カニですが、極端に長期間冷凍状態で保存されると流石に冷凍焼けを起こし、味が落ちてしまいます。
通販で「訳あり」として販売されている冷凍タラバガニの中には、そうした冷凍焼けを起こしている低品質の商品もあるので注意が必要です。
では「生タラバガニ」として販売されている商品なら安心かというと、そうではありません。
生タラバガニと書いてあっても、長期保存した冷凍タラバガニを解凍して販売しているケースもあります。
冷凍タラバガニでも生タラバガニでも、通販で購入する際は冷凍焼けした商品や理由が分からない訳あり品は避けた方がいいでしょう。
現在、様々な自治体ではふるさと納税の返礼品としてタラバガニを選ぶことができます。
最も数が多いのがタラバガニ漁が盛んな北海道にある自治体で、タラバガニ1尾丸ごとや他の海産物などの特産品とセットになった返礼品などが用意されています。
自治体 | 返礼品 | 価格 | 販売URL |
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北海道根室市 | (北海道根室産)ボイル冷凍たらば蟹姿3kg前後×1尾 | 50,000円 | https://item.rakuten.co.jp/f012238-nemuro/10001065/ |
※全て税込み/送料無料
また、北海道以外でもタラバガニを返礼品にしている自治体はあります。
こうした自治体では、他の地域で獲れたタラバガニを地元の工場やカニ専門店が厳選・冷凍した上で返礼品にしているケースが多いです。
※全て税込み/送料無料
更に、変わり種として、タラバガニそのものではなくカニクリームコロッケやかにの缶詰などの加工食品を返礼品にしている自治体もあります。
自治体 | 返礼品 | 価格 | 販売URL |
---|---|---|---|
高知県田野町 | 四国一小さな町の料理屋富士の特製カニクリームコロッケ15個 | 9,000円 | https://item.rakuten.co.jp/f393037-tano/00032/ |
北海道紋別市 | 特選三缶王!!紋別三大ガニ缶詰セット | 10,000円 | https://item.rakuten.co.jp/f012190-mombetsu/10176/ |
北海道湧別町 | オホーツクたらばがに生ラーメン24食 | 10,000円 | https://item.rakuten.co.jp/f015598-yubetsu/59300099/ |
※全て税込み/送料無料
ここで紹介した以外にもタラバガニを返礼品にしている自治体はたくさんあるので、今年度のふるさと納税を考えている方はふるさと納税のポータルサイトでチェックしてみてはいかがでしょうか。
なお、ふるさと納税のタラバガニは、通常の通販で購入可能なタラバガニと比べると値段が高い場合が多いです。
そのため、ふるさと納税をするつもりがない方や同じ金額でもっとたくさんタラバガニを食べたいという方は、後で紹介する特大ボイルタラバガニの方がおすすめです。
ここからは、通販サイト・楽天市場で購入できる満足度の高いおすすめタラバガニを紹介します。
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とれたてのカニを塩茹でし、そのまま急速冷凍した旨みたっぷりのボイルタラバガニの脚2~3人前(約900g)がセットになった商品です。
職人の手によって絶妙な塩加減で茹でられているため、解凍後は調理や味付けをしなくても美味しく食べられます。
配送時には販売店オリジナル専用箱で包装され、各種のしも無料で付けられるため、お歳暮・お中元・ギフト用としてもおすすめです。
日時指定便および楽天市場の即日配送サービス・あす楽にも対応しています。
旨みたっぷりのカニ身がぎゅっと詰まった特大タラバガニをぜひご家族や友人とお楽しみください。
内容量 | 約2.3g(2〜3人前) |
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賞味期限 | 冷凍で1ヶ月以内 |
保存方法 | 要冷凍(-18℃以下) |
販売者/製造者 | 蟹市場 かにいち |
発送方法 | 冷凍便 |
通販サイト | 楽天市場 |
その他 | 送料無料/熨斗対応可能 |
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美味しいタラバガニをできるだけリーズナブルに味わいたいという方におすすめなのが、丸忠商店のボイルタラバガニ。
創業150年以上の歴史を持つ丸忠商店の職人が厳選して仕入れた極太のタラバガニの脚(約1kg/解凍後800g前後)がなんと8,800円(税込)で味わえます。
包装はシュリンクによる簡易包装で、希望すれば外のし(短冊シールのし)を付けることもできます。
たっぷり2~3人前で食べられるサイズなので、ご家族で気軽にカニを味わいたい時にぴったりです。
内容量 | 約800g |
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賞味期限 | 製造日より1年11カ月 |
保存方法 | 要冷凍(-18℃以下) |
販売者/製造者 | 株式会社 エヌビーエフ |
発送方法 | 冷凍便 |
通販サイト | 楽天市場 |
その他 | 送料無料/熨斗対応可能 |
通販でタラバガニを購入する際は、重量やサイズをしっかり確認して、身がたっぷり詰まったカニを選ぶことが大切です。
また、通販では活け蟹や冷凍カニ、ボイルガニ、加工食品など様々なタラバガニが販売されているので、先にどんな食べ方をするのか、どれぐらい量がいるのかを考えてからカニを選ぶと失敗しにくくなります。
ぜひ通販で美味しいタラバガニを購入して、ご家族や友人と味わってみてくださいね。