【お歳暮・お取り寄せ・ギフト】通販で人気のうなぎの名産地ランキング
国産うなぎの名産地といえば、どこを思い浮かべますか?
お歳暮・お中元などのギフトやお取り寄せで人気のうなぎですが、国内の主要な生産地は知らないという方も多いかもしれません。
当記事では、意外と知られていない国産うなぎの都道府県別生産量ランキングを紹介します。
また、国産うなぎにこだわったおすすめの名店も紹介しているので、鰻の蒲焼きをお取り寄せしようと考えている方はぜひチェックしてみてください。
スーパー・通販等で流通するうなぎの99%は養殖
現在、国内で流通するうなぎの99%以上は、国内または台湾や中国で養殖されたうなぎです。
スーパーやデパート、通販サイトなどで蒲焼きとして販売されているうなぎのほとんどが養殖うなぎというのが現状です。
天然うなぎの流通量は全体の1%未満で、非常に珍しいものとなっています。
商品やホームページに「国産うなぎ」と記載されていたら、まず養殖ものであると考えていいでしょう。
うなぎの生産地はどう決まる?
生産地ランキングを見る前に、国産うなぎの生産地はどのようにして決まるかを確認しておきましょう。
養殖うなぎの場合、「稚魚から出荷可能な大きさになるまでに最も長く養殖された場所」が生産地として表示されるということになっています。
国産の養殖うなぎは、ニホンウナギの稚魚(シラスウナギ)を海や河川で捕獲された後に各養殖場へ運ばれ、ビニールハウスで半年~1年ほど育ててから市場に出荷されています。
稚魚が採れた場所が産地になるわけではありません。
うなぎの味や肉質には育った環境の水質やエサが大きく関係するため、生産地や養殖方法が違えば味も変わってきます。
最近では、安い海外産のうなぎに対抗するため、養殖方法やエサにこだわった国産ブランドうなぎも登場しています。
より美味しい国産うなぎを食べたいならば、こうしたブランドや産地もチェックするのがおすすめです。
海外産うなぎは中国・台湾産のものが多い
現在、日本に流通しているうなぎの約75%は海外から輸入されたものです。
海外産うなぎの多くは中国と台湾から輸入されています。
ビニールハウスによる養殖が主流の日本と違い、中国や台湾では露地池による養殖が盛んです。海外産というと安全面が気になるところですよね。
海外から輸入されるうなぎは、輸入元の国と日本の税関で日本の基準に合わせた厳しい製品検査が行われてから輸入されています。
この日本の基準に沿わないものは国内に流通することはないため、スーパーなどで販売されている輸入うなぎは安全と言えます。
国産うなぎの都道府県別生産量ランキング
平成29年~令和元年の都道府県別国産うなぎ生産量をランキング形式でまとめました。
令和元年 | 平成30年 | 平成29年 | |
---|---|---|---|
1位 | 鹿児島県 (7,086t) |
鹿児島県 (6,381t) |
鹿児島県 (6,381t) |
2位 | 愛知県 (4,362t) |
愛知県 (3,459t) |
愛知県 (5,780t) |
3位 | 宮崎県 (3,070t) |
宮崎県 (2,539t) |
宮崎県 (3,262t) |
4位 | 静岡県 (1,534t) |
静岡県 (1,457t) |
静岡県 (1,705t) |
参考:日本養鰻漁業協同組合連合会(http://www.wbs.ne.jp/bt/nichimanren/information2.html)
上の表のとおり、鹿児島県、愛知県、宮崎県、静岡県の4県が国産うなぎの生産量上位を占めています。
令和元年の国産うなぎの総生産量は17,073tでしたが、この4県だけで約94%もの鰻を生産していることになります。
また、ここでは3年間のみ表記していますが、平成22年から10年間はずっとこの4県が上位を占めている状況です。
続いて、それぞれどのようにうなぎを生産しているのか、各県の特徴を見ていきましょう。
1位:鹿児島県|国内生産シェア40%超
国産うなぎの生産量1位を誇るのは、鹿児島県です。
鹿児島県産うなぎは国産うなぎ生産量のうちの40%以上を占め、ここ10年以上一貫して生産量1位を維持し続けています。
土用の丑の日などによくスーパーで国産うなぎを購入しているという方なら、1度は鹿児島県産のうなぎを食べた経験があるのではないでしょうか。
シラス台地が生み出す良質で豊富な地下水と温暖な気候のもとで育てられた鹿児島県産鰻は、臭みが少なく肉厚で脂も豊富です。
鹿児島県の中でも特にうなぎの生産量が多い薩摩川内市と志布志市には、レビュー・口コミサイトで人気のうなぎの専門店が数多く存在しています。
流通量の多い鹿児島県産の鰻はそれだけ品質も安定しており、通販サイトでもお取り寄せ・ギフトとして安定した人気があります。
2位:愛知県|人気ブランド『三河一色産うなぎ』
国産うなぎ生産量第2位は、うなぎを使ったご当地料理ひつまぶしで有名な愛知県です。
明治時代から養殖が行われてきたという長い歴史を持ち、近年では生産量第2位にまで発展しました。
そんな愛知県産うなぎの約8割を占めるのが西尾市一色町の鰻です。
西尾市一色町では、矢作川水系の清涼な河川水を利用したうなぎの養殖専用の水道が整備されており、天然の河川に近い環境でうなぎを育てている点が特徴です。
出荷するうなぎの品質検査や食味試験にも努めており、その高品質なうなぎは「三河一色産うなぎ」としてブランド化されています。
3位:宮崎県|天然うなぎにも好まれる環境
宮崎県では昭和40年台ごろからうなぎの養殖が盛んになり、現在、毎年2,500t~3,000tほどの養殖うなぎを産出しています。
宮崎県の中でも養殖が盛んなのが、県中部にある新富町で、天然のうなぎが遡上してくる一ツ瀬川とその周辺から湧き出す地下水を利用してうなぎを育てています。
国内のうなぎの養殖地としては比較的新しい宮崎県ですが、鹿児島県と並んで九州南部の養殖うなぎの一大産地となっています。
4位:静岡県|100年以上の歴史がある名産地・浜名湖
昔からうなぎの産地として有名な浜名湖・浜松市を有する静岡県は、国内生産量4位となっています。
同県浜松市にある浜名湖は、江戸時代から天然うなぎの産地として知られていました。
明治時代、服部倉治郎という人物が浜名湖で獲れたうなぎの幼魚を育て始めたのが浜名湖周辺地域の養殖の始まりと言われています。
浜名湖周辺には温暖な気候・ミネラルをたっぷり含んだ綺麗な地下水・飼料になるざこなど、鰻の生育に必要な条件が揃っていたことが、養殖地として成功する大きな要因となりました。
現在では他県に生産量で追い抜かれたものの、長年うなぎの100年以上の養殖の歴史がある浜名湖や浜松市はうなぎの名産地として広く認識されています。
天然と養殖の味の違いは?
今や貴重で高級老舗専門店以外で見かけるのも難しい天然うなぎですが、養殖うなぎと味に違いがあるのか気になりますよね。
天然うなぎは、養殖うなぎと比較して小骨が柔らかく身に弾力があるのが特徴です。
また、運動量が多いため養殖うなぎよりも脂ののりが少なくあっさりとした味わいです。
天然うなぎの旬は冬眠前の秋から冬で、この時期は脂がのり、川魚特有の爽やかな香りを楽しむことができます。
ただし、天然うなぎの味や大きさは住んでいる河川の水質やエサなどの環境に大きく左右されます。
そのため、個体差が大きく、育った環境によっては独特の臭みを持つ場合もあります。
一方の養殖うなぎは、天然ものと比べて脂が多くこってりとした味わいです。
厳格に管理された温度・水質・エサで育てられるため、個体差が少ない点が特徴です。
また、養殖うなぎは出荷時期を調整しながら育てることができるというメリットがあります。
日本で最も需要が高まる7月の土用の丑の日は、本来、天然うなぎの旬を外れていますが、多くの養殖うなぎは需要を見越して育てられているため、脂がのった高品質なものが出回っています。
養殖うなぎがあるおかげで、毎年、土用の丑の日に美味しい蒲焼きを食べられるようになっているわけですね。
かつては天然ものと比べて大きく見劣りすると言われていた養殖うなぎですが、近年では水産事業者の努力と養殖技術が向上により、一年を通じて高品質かつ安価な国産うなぎが多く出回るようになりました。
また、昨今では、千葉県のうなぎ坂東太郎や鹿児島県の国匠うなぎ、浜松市の共水うなぎのような品質や味に徹底的にこだわった高級志向のブランドうなぎも登場しています。
通販で人気!安くて美味しいおすすめの鰻の蒲焼き
天然ものにこだわらなければ、通販サイトから様々な産地の国産うなぎを注文できます。
通販サイトであれば一年を通じて手軽に購入できるため、土用の丑の日のお取り寄せやお中元・お歳暮、お祝い用のギフトとして人気です。
数ある国産うなぎ専門店のなかから、国産ブランドうなぎを手軽に味わえるおすすめのお店を紹介します。
グルメ番組でも紹介されたうなぎの名店『うなぎのしろむら』
愛知県のブランドうなぎ『三河一色産うなぎ』の蒲焼きや白焼きを取り扱ううなぎ専門店。
とりたて・おろしたての鮮度抜群のうなぎを、職人が丁寧に一尾一尾炭火・手焼きしています。
蒲焼きに使用するタレにもこだわり、地元愛知県の老舗醸造メーカーの醤油とみりんと、高級和菓子に使用される和三盆を、季節やうなぎに合わせて調合しています。
芸能人・宮川大輔さんが出演する人気グルメバラエティ番組『満点☆青空レストラン』(2016年5月28日放送分)など、複数のテレビ番組や雑誌で何度も取り上げられたおすすめの名店です。
そんな『うなぎのしろむら』のお取り寄せ・ギフトにおすすめの売れ筋商品2種を紹介します。
No.1名店の味を自宅で!三河一色産炭火焼き活うなぎの蒲焼き
総合評価:★★★★★
CHECK POINT!
三河一色産うなぎの特大蒲焼き×3尾(1尾約120g)のセットです。
職人が一尾一尾丁寧に仕上げた新鮮な三河一色うなぎの蒲焼きを、贅沢に味わえるおすすめの一品です。
無料でのしやギフト箱を付けられるため、お中元やお歳暮にも利用できます。
+500円で、通常のギフト箱からより高級感のある金色の謹製箱へ変更したり、風呂敷による包装も可能です。
楽天市場からの注文なら、あす楽にも対応しているので、急なお祝い事にも対応できます。
名店の味を自宅で味わいたい方、美味しい国産うなぎを大切な人へのギフトとして贈りたい方におすすめです。
詳細情報
- 内容量
- うなぎの蒲焼き×3尾、
特製タレ・山椒×各3袋 - 価格
- 11,800円
※全て送料・税込み
No.2大容量&高コスパ!三河一色産カットうなぎの蒲焼き500g
総合評価:★★★★☆
CHECK POINT!
三河一色産うなぎの蒲焼き500gを8,800円でお取り寄せできる大容量&高コスパ商品です。
製造途中で割れたり欠けたりしたいわゆる訳あり品のため、通常よりもリーズナブルな価格となっています。
訳ありですが、部分的な焦げや欠けがあるだけで味の点では通常の商品と変わりません。
見た目を気にしなくていいのであれば、非常にお買い得な商品となっています。
全体の容量は500gとボリュームたっぷりですが、35g~55gごとに小分けして冷凍パックされた状態で送られてくるため、保存にも楽々です。
国産ブランドうなぎを手軽にお試ししたい方におすすめです。
詳細情報
- 内容量
- うなぎの蒲焼き×500g、
特製タレ・山椒付き - 価格
- 8,800円
※全て送料・税込み
通販で人気の鰻の名産地ランキングまとめ
ランキングで紹介した通り、2021年現在では鹿児島県、愛知県、宮崎県、静岡県が国産うなぎの4大産地となっています。
美味しいうなぎが育つ好条件が揃ったこの4県は、うなぎの生産量だけではなく品質にも定評があります。
お取り寄せやギフトとしてうなぎの蒲焼きを購入する際、産地で迷ったらこの4県のものを選ぶのがおすすめです。
また、通販サイトなら様々な産地・ブランドの国産うなぎを手軽にお試しできるので、気になる方はぜひ各地の味を食べ比べてみてください。
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